牡蛎くえば!

牡蛎くえば!

皆さんこんにつは!
今回は筆者大好き牡蛎についての研究にしてみようと思います。
ウイルス系の影響で毛嫌いされている牡蛎ですが
めちゃくちゃ濃厚な海の旨味を感じる事が出来て、クリーミー。
生でも焼きでもフライでも美味しい海の宝ですよね。
そんな牡蛎がもっと好きになりそうな自由研究です。

牡蛎とはなんなの?

牡蛎は良く聞くし売っているのも見るけど、貝ってぐらいはわかるなぁ
と言う方は多いのではないでしょうか。

海のカキは「牡蛎、牡蠣、蠣」などと表記される
ウグイスガイ目 イタボガキ科とベッコウガキ科に属する2枚貝の総称です。

海の岩から「かきおとして採る」が名前の由来です。
また、カキはクリーミーでマイルドな食感と栄養素の豊富さから
「海のミルク」とも呼ばれています。

種類としては
真牡蛎、岩ガキ、イタボガキ(ボタンガキ)、スミノエガキ(ヒラガキ)などがありますが、
最大の流通量を誇るのは真牡蛎です。
一般的に牡蛎と言われて食しているものはだいたい真牡蛎です。

牡蠣の旬はいつ?

牡蠣の旬は産地にもよりますがおおまかに言うと、
真牡蛎は冬場で岩牡蛎は夏場です。
一部の産地では1年中美味しい牡蛎が採れる所もあります。
嬉しいかぎりですね。

真牡蛎と岩牡蛎の違いは何?

旬が違うのはわかったけど同じ牡蛎ですよね。
どこが違うのでしょう。
まとめてみました。

真牡蛎
殻が薄めで身は小ぶり。最近では養殖の技術発展から大ぶりの物もある。
味は濃厚なクリーミーさを持つ。旬は冬。
多くの地域で養殖されている。
産地が太平洋側に多い。

岩牡蛎
殻が岩の様にごつごつしていて大きい。
身も大ぶりである。
味はクリーミーさはあるもののあっさりしている。旬は夏。
産地が日本海側に多い。

牡蛎の栄養は?

牡蛎にはどんな栄養素が含まれているのでしょう。
牡蠣には必須アミノ酸やビタミンB1、B2、B12、ミネラルの他、
グリコーゲンにタウリンも豊富に含まれています。
グリコーゲンは体内にエネルギーを貯蔵する働きがあり、
タウリンは細胞を正常な状態に保つ効果があります。
しかも亜鉛の含有量は食品の中でもズバ抜けて多く
免疫力アップ、疲労回復、美肌効果、動脈硬化の予防などにも期待できる
スーパーフードなのです。
亜鉛は別名「セックスミネラル」と呼ばれていて、あっちの方にも良いみたいです。
精力剤なんかには使われてますね。

因みにグリコキャラメルの「グリコ」はグリコーゲンから来ていて、
牡蠣のグリコーゲンをキャラメルに入れて作っていたのだとか。
さすがスーパーフードですね。🤩

牡蛎の主な産地!

では牡蛎の主な産地についてですが
一覧表にしてみましたのでこちらを参照してください。

牡蛎の産地一覧
各都道府県真牡蛎岩牡蛎
北海道厚岸「カキエモン」「マルエモン」
仙鳳趾(せんぽうし)
サロマ湖
岩手県釜石湾
大槌湾
山田
広田湾
宮城県志津川「モン・サン・リック」志津川「モン・サン・ロック」
浜市「クリーミー・パール」「珠姫」
女川
石巻
三重県浦村伊勢志摩
的矢湾「的矢かき」
桃取「桃こまち」
兵庫県室津室津
相生(あいおい)相生
坂越「赤穂クリスタル」
福浦
岩見
島根県隠岐の島「春香」
岡山県虫明
備前市日生「日生牡蛎」
北木島「喜多嬉かき」
広島県倉橋島
情島
安芸津
香川県白方「白方かき」
福岡県門司
糸島
大分県守江湾蒲江湾
大入島「大入島オイスター」
中津「ひがた美人」
宮崎県日向灘
佐賀県唐津
長崎県九十九島九十九島
五島列島五島列島
小長井「華漣」
牡蛎の産地一覧表

「  」はブランド化されている牡蛎の名前です。

表の産地は全てではありませんのでいかに色んな所で採れているかわかりますね。

牡蛎の漁獲量ランキング!

産地は色々と見てきましたが、
日本における牡蛎漁獲量はどのような順位になってるでしょうか?
発表します!

1位 広島県   (99144t)
2位 宮城県   (21406t)
3位 岡山県   (12166t)
4位 兵庫県    (7361t)
5位 岩手県    (6341t)
6位 北海道    (4975t)
7位 三重県    (3332t)
       「2019年データ」

の順位になってます。
広島はやはり有名だけあってズバぬけて多いですね。
上記の表には載せてませんが広島の牡蛎は「かき小町」というブランドになってます。

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牡蛎の開け方。

牡蛎の意外と簡単に開けられるので殻付きで買ってくるのも良いでしょう。
やり方は、
殻の膨らんでいる方を下にして、蝶つがいの方を手前にして持ちます。
右上の方の殻の間にナイフを入れ下の殻に沿って上下に動かすと貝柱が外れて開きます。
こちらの図を参考に🤣 ヘタですいません。

牡蠣の開け方

図の赤い部分にナイフを入れ、ナイフが入ったら
上の殻の内側をこそぐような感じで上下に動かします。
すると貝柱が外れるので上の殻から外れます。
上の殻を剥がし下の殻に付いている貝柱を
こそいで外すと身が剥けます。
軍手をはいてやるか、タオルをかましてやると
ケガしないでしょう。

牡蛎料理はどんなのがあるかな?

牡蛎にも色々な料理があります。
ラインナップはこちら!

生!、焼き、蒸し、カキフライ、土手鍋、バターソテー、アヒージョ、
かきめし、オイル漬け、佃煮、柚子釜蒸し、クリームグラタン、松前焼き、
オイスターソース、などなどです。

それぞれ見て行きましょう。

生!

生牡蛎

筆者は一番これが好き!正直料理ではありませんがほんとに美味いですよね。
レモンを絞ったり、ポン酢と薬味で食べたり、藻塩を軽くふったりと、
もうたまりません。 新鮮な殻付きが一番ですが普段はそうもいかないので
スーパーの物を選びましょう。 絶対に生食用の物にしてください。
スーパーに並ぶ剥き牡蛎には生食用と加熱用があります。
違いは、浄化という作業をしているか、いないかなんです。
鮮度の問題ではありません。
浄化とは、巡廻している清潔な海水に牡蛎を18時間以上漬ける作業のことです。
この浄化をすることによって牡蛎の殻や身に付いている雑菌(食中毒菌)を
落とすことが出来るのです。
生食しないのであれば生食用は購入せず加熱用を購入しましょう。
なぜなら生食用は浄化により若干、身がやせてしまっているからです。

焼き!

焼き牡蛎

牡蛎は焼いてもまた違う食感で美味いですね。
家庭でやる事はあまりないかもしれませんが
網焼きする場合は焼けた殻がはじけて飛んで来ることがあるので気を付けましょう。
危険を回避したいのなら牡蛎を1個づつアルミホイルで包んで焼きましょう。
こちらもレモンやポン酢が合うと思います。醤油でも美味ですね。

蒸し!

蒸し牡蛎

蒸しても美味しい牡蛎です。
名物は「カンカン蒸し」ですね。
これは蓋つきのカンカンに牡蛎を詰めて火に掛け蒸し煮にする方法です。
豪快でありまた美味なことから露店や祭りなんかではよく繰り広げられてます。
一度は食べて見てはいかがでしょうか。

カキフライ!

牡蛎フライ

知らない人はいないでしょう。
牡蛎のフライです。
アジや白身魚、イカなどとはまた違う旨味のフライです。
タルタルソースで食べるのが主ですね。
ヨーロッパでも良く牡蛎が食べられるからこのソースなのでしょうか?
推測ですが。😅
タルタルも美味しいですが筆者は醤油を1滴垂らして牡蛎の旨味を感じるのが好きです。
おススメなのでやってみてください。

土手鍋!

牡蛎土手鍋

漁獲量1位、広島県の郷土料理です。
漁獲量が多いとやはり色々な料理に発展していきますね。
土手鍋は牡蛎や豆腐、野菜などを味噌で煮た鍋料理です。
鍋の内側に府中味噌を土手の様に塗って作るので「かきの土手鍋」になりました。
味噌の香ばしさを楽しめる鍋ですね。

バターソテー!

牡蛎バターソテー

こちらはいたってシンプル。
牡蛎の剥き身をオリーブオイルでさっと炒め、バターを絡ませる。
仕上げに醤油を数滴落とし香りづけします。
牡蛎とバターのコクが絶品の料理に仕上がります。

アヒージョ!

牡蛎アヒージョ

牡蛎のアヒージョです。
アヒージョとはオリーブオイルとニンニクで食材を煮込んだ料理です。
にんにく(刻み、スライスどちらでもよい)とオリーブオイル、鷹の爪を弱火で熱し、
にんにくの香りを出します。
オリーブオイルは青臭くないピュアオリーブオイルがおすすめです。
牡蛎を煮るのでそれなりの量は入れましょう。
香りが出てきたら塩とバター少々を加え味を整えます。
そして牡蛎の剥き身を投入。
にんにくが焦げないように、またオリーブオイルの香りが飛んでしまわないように
弱火でじっくり煮れば完成です。

かきめし!

かきめし

牡蛎の剥き身がゴロっと入った炊き込みご飯です。
牡蛎の旨味がご飯に染み込み大変美味です。
昆布と針生姜をプラスして炊いてあげると更に美味しくなります。

牡蛎のオイル漬け!

かきオイル漬け

旨味が強い加熱用の牡蛎を用意します。
大根おろしを牡蛎の剥き身に混ぜ、おろしが黒くなってきたら水で洗い流します。
そして水分をよく切っておきます。
フライパンにオリーブオイルを敷き、牡蛎を加えて強火にかけます。
牡蛎の水分をしっかりと飛ばしていきます。
しっかり水分が無くなってきたらオイスターソースを加え、詰めあげます。
余熱で火が入り過ぎないように平たいバットなどに開けて粗熱を取ります。
粗熱が取れたら煮沸した耐熱容器にいれ鷹の爪、ニンニク、ローリエを加えて
オリーブオイルで浸します。
10日ほど冷蔵庫で寝かせると非常に美味になります。
是非やってみてください。

佃煮!

牡蛎佃煮

牡蛎を酒と醤油、砂糖、おろし生姜などで煮詰めた佃煮です。
牡蛎のぷりぷりが堪らないです。
ホカホカご飯のお供にもお酒の肴にもなる一品です。

柚子釜蒸し!

かき柚子釜蒸し

牡蛎の剥き身を中をくりぬいた柚子釜に入れて蒸しあげた物です。
柚子の香りがたっぷりまとわりついたぷりぷり牡蛎です。
牡蛎以外の中身は人それぞれなので自分好みの組み合わせを探してみては?
豆腐やキノコ、三つ葉なんかを入れるのも良いですし、
あんかけにしてみたり 紅葉卸しと葱でポン酢風味にしても美味しそうですね。

クリームグラタン!

かきグラタン

こちらは牡蛎をメインの具にしたクリームグラタンです。
海のミルクと本当のミルクの競演です。
チーズも加わりグレードアップです。
殻に作ってもオシャレです。

松前焼き!

牡蛎松前焼き

松前焼きは昆布を使った焼き物です。
昆布についてはこちらを参照ください。

昆布とは! – 料理自由研究家 ヒロカの小噺 (cuisinblog.org)

幅が広めの真昆布か羅臼昆布又は利尻昆布を濡れ布巾で拭き
その上に剥き牡蛎を並べて昆布ごと下から炙って焼いたものです。
火が強すぎると昆布が焦げるので注意です。

昆布の旨味も加わった大変美味な焼き物です。

オイスターソース!

オイスターソース

おなじみオイスターソースです。
牡蛎のエキスたっぷりのソースですね。
コクを足してあげたいときには重宝しますね。
オイスターソースについてもこちらを覗いてみてください。

醤!! – 料理自由研究家 ヒロカの小噺 (cuisinblog.org)

以上が代表的な料理や調味料ですが
牡蛎のエキスを使った醤油なんかもあります。
魚醤みたいなもので旨味たっぷりの醤油になってます。
それを使った味付け海苔なんかもあり朝ごはんのお供にぴったりです。

牡蛎について色々研究してきました。
旬や産地、漁獲量、料理など
記事を書いてる時点でもう食べたくなりますね😋

各地の漁獲情報を元に美味しい牡蛎を堪能してみてはどうでしょうか?

ではまた!


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