
ローストビーフの作り方
そろそろクリスマスも近づいてきましたね
今年は自家製のローストビーフを作ってみませんか?
百貨店やスーパーで買って食べていたけど自分で作ったことは無いのではないでしょうか?
じゃあ今年は是非作ってみましょう。
自分で作る楽しみもありますし実はとっても簡単!
ホテルなんかのフレンチの仕上がりにならなくても
ちゃんと美味しく、またコスパも最強です。
ではローストビーフについてまずは基礎知識を勉強して
いきましょう。
もくじ
略してロービーとは?
ローストビーフ!略してロービーとはまずどこの国の料理なのかわかりますか?
ロービーは牛肉なのでアメリカ料理かと思われがちですし、フランス料理に出てくるのでフランスかと思われがちですが、伝統的なイギリス料理です。今や世界各国で食べられている料理の一つですね。
では牛肉はわかったけど、どの部位を使えば良いのかって事になります。
一般に食用にしている部位ではどこでも作れます。(内臓系は除く)
しかし適している部位はやっぱり赤身の脂身があまり無いモモ肉やヒレ、ロースなんかが美味しく出来上がります。
どういう理由なのかと言うと、
ステーキやすき焼きなんかで最高と言われるサシ(脂)の入っている肉(サーロインやリブロース等)は、
確かにとろける様な旨味と甘みがあります。しかしロービーは熱々を
食べる訳ではないので、脂の乗った部位を使うと冷えて固まり、触感が
固く感じてしまいます。なので脂身が少ないモモ肉なんかを使いますね。
ホホ肉なんかでも美味しく出来るのではと思いますが一般には売ってないのでスーパーなんかでも手に入るモモ肉がおすすめです。
ロービーは何故赤い?
ロービーは何故あんなに赤くて生っぽいのに美味いのか?
皆さん子供の頃から牛肉は多少赤くても大丈夫と
教えられてきましたよね?それは何故でしょうか?
実は牛肉の内部には食中毒の原因になるような菌は存在しないから
なんです! 鶏や豚ではあり得ません。なので表面さえしっかりと
焼けていて殺菌できていれば食中毒の心配はありません。
表面は解体作業時にどうしても内臓などに付いている菌に侵される
ので殺菌が必要と言う訳です。納得ですね。
因みに羊肉(ラムやマトン)も牛と同じで中心が生焼けでも心配が
いりません。
だからといって中心が生そのものだとあまり美味しくありません。
なのでちゃんと調理する必要があります。
ローストビーフの作り方とは?
では本題の作り方を勉強して行きましょう。
正直出来上がりを冷凍する事は可能ですが食べきれる量を作るのが、 美味しく召し上がれると思うので、
食べる人数に見合った量のモモ肉を購入しましょう。
それでは作り方です。
まず購入したモモ肉を常温に30分は置いておきます。
*中心までちゃんと熱を入れるポイントです
塩と粗挽き黒胡椒を肉にまぶします。
フライパンに少量のオリーブ油をなじませ熱しモモ肉の表面を強火で
しっかり焼目が付くように焼きます。
肉汁は出てきますが後で使うので表面をしっかり焼く一心で
気にせず焼きましょう!
表面がしっかり焼けたらそいつを炊飯器に入れて保温スイッチをON!
45分入れてみましょう。 その間にソースを作ります。
先ほどの肉汁たっぷりのフライパンにお好みの調味料を入れて
火にかけてグレイビーソースを作ります。
グレイビーソースとは肉汁を使ったソースの事です。
これはフランス料理では当たり前中の当たり前で肉の旨味を
しっかりと使ったソースです。
ご家庭ではハンバーグとかの時の鉄板ですよね
やはりただ調味料を合わせた物より数段違った旨いソースになりますね。
ソースに使う調味料はお好みで構いませんし全く分からなければ
クックパッドなんかで調べたり色々研究するのが楽しいと思います。
では炊飯器が45分たったので開けてみましょう。
取り出して粗熱と取りスライスしてみます。
内側はもう鮮やかなピンク色でもう堪らなく美味しそうだと
思います。 ロゼってやつですね。
お好みもありますのでちょっと生っぽくて嫌だなって思うのなら
保温時間を1時間位にしてみてください。
自宅で簡単にしかも自分好みに出来るロービーの作り方でした。
ローストビーフの食べ方は
ロービーは出来た。ソースも出来た。
ではそれだけでも美味しいけどもっと美味しく食べるには
どうしたら良いのかと思いますよね?
料理アレンジなんかも気になるし 沢山アレンジあれば
結構量を作っても大丈夫だしと思いますよね?
そうです!沢山作って良いんです。
まずはそのままグレイビーソースで楽しみましょう。
薬味にレホール(西洋わさび)なんかも良いですが、
やはり日本人です!北海道なんかではおなじみの
山わさびなんかを使うと辛さの後にさわやかな刺激が
脳天を貫き幸せいっぱいになりますね。
アレンジなんかはクックパッドなんかで調べると色々出てきます。
サンドウィッチに薄く切って挟むのも良いですね
グレイビーソースをたっぷり使って。
おすすめで是非やってみてもらいたいのはローストビーフの
お寿司です。
赤ワインを煮詰めて酢(ワインビネガーでも良い)と塩、砂糖で
シャリ酢を作ります。それですし飯を作りローストビーフの
薄切りで寿司を握ります。仕上げにグレイビーソースを
ひと塗りし、山わさびを添えます。
オシャレな一品に仕上がりますね。
あとおすすめはサラダです。 生ハムなんかの代用に使うと
ボリューミーなサラダに仕上がりますよ。
おつまみ一品ならロービーとアボカドの柚子胡椒マヨ和え!
こちらも箸が止まらないおつまみになる事間違いなしです。
今回の炊飯器のように身近にある調理器具で違う使い方を
するのって本当に楽しいですよね。
是非料理を一緒に楽しんで行きましょう。
作り方をマスターしている方はちょっと高級なお肉で挑戦するのも
グレードアップにつながりますよ!

