
雲丹について
皆さんこんにちは!
今回はみんな大好き😋雲丹についての自由研究です。
ウニは色が鮮やかなオレンジ色だったり
ちょっと白っぽかったりとなんかいろいろありますよね。
そもそも雲丹とは何なのでしょうか?
雲丹は貝でも甲殻類でもなく棘皮動物(きょくひどうぶつ)です。
この棘皮動物の仲間にはヒトデやナマコがいます。
世界では約900種ほどの雲丹が生息していて
日本近海では約140種類が確認されています。
その中でも我々が食用としている種は
エゾバフンウニ、キタムラサキウニ、バフンウニ、ムラサキウニ、
アカウニ、シラヒゲウニの6種と言われています。
そして私たちがウニとして食している部分はウニの生殖巣なのです。
オスなら精巣、メスな卵巣になりますが、雄雌を区別するのは
大変難しいようです。
実はウニの消費量世界一は日本国であり、
しかも消費の9割は輸入物です。
もくじ
雲丹の種類について
先ほどにもあったように日本で食用にされてる雲丹は6種類でした。
それぞれ見て行こうと思います。
エゾバフンウニ


オオバフンウニ属の一種。北海道産が有名。
北海道の利尻や羅臼、積丹などで獲れるエゾバフンウニは
その地域の上質な昆布を食べて成長しているので
味は絶品であり超高級品です。
可食部が鮮やかなオレンジ色であることから
北海道では「アカウニ」とも呼ばれます。
やはり北海道はデッカイドウってことで産卵期は地域によって異なります。
それに伴い漁期も変わっていて
渡島では12月~翌9月、
石狩・後志では5月~8月、
宗谷では4月~9月、
根室では12月~翌6月までと地域で幅があります。
キタムラサキウニ

オオバフンウニ科に属するが、
ナガウニ科のムラサキウニに酷似している。
北海道では9月~11月が産卵期になるためそれ以前の期間が
漁期であり旬である。
色はエゾバフンウニのオレンジと比べると凄く薄い。
バフンウニ

トゲが短い。北海道を除く日本全土~韓国まで生息。
殻も身も小さい。
日本三大珍味の越前ウニはこのバフンウニで作られています。
日本三大珍味についてはこちらをどうぞ
日本の珍味! – 料理自由研究家 ヒロカの小噺 (cuisinblog.org)
ムラサキウニ

本州中部~九州にかけて生息。
日本では最もポピュラーなウニ。
産卵期が5月~6月なので漁や旬は2月~6月頃。
アカウニ

東京より南方、主に西側の九州沿岸等に生息している温帯性の雲丹。
漁期は産卵前の7月~10月中頃。
漁獲量は非常に少なく最も高級品です。
シラヒゲウニ

ラッパウニ科シラヒゲウニ属の雲丹。
あまり聞き慣れないが、
沖縄では養殖もされるほどポピュラーなウニ。
旬は3月~4月と言われている。
ガンガゼ

こちらは食用ではありませんが水族館でよく見るやつです。
雲丹料理はどんなのがあるの?
そんなウニですが料理ではどんなの物があるのでしょうか?
ラインナップはこちら💁♀️
生(ミョウバン使用)、生(塩水、海水漬け)、雲丹焼き、
塩雲丹(越前ウニ)、寿司(軍艦)、練り雲丹、ウニパスタなどです。
それぞれ見て行きましょう。
生(ミョウバン使用)
いわゆる板ウニというもので、
木の折に入っている物です。
ウニは時間が経つと溶けて形が崩れてしまいます。
それを防ぐためにミョウバンを使用し型崩れを防止します。
形は保たれますがやはり薬品臭くなります。
もっと美味しく食べたい場合は
2~3%の塩水を作り板ウニを浸し5,6分浸けて水切りします。
こうすることでミョウバン臭はだいぶ抜けて美味しくなります。
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生(塩水、海水漬け)

こちらは先程とは違ってミョウバンは使わず人工の塩水に
ウニを浸して型崩れを防いでいます。
ウニ本来の旨味と甘みを感じる事が出来ます。
人工海水(塩水)に浸かっているので少し塩辛いときがあります。
そんなときは呼び塩をしましょう。
呼び塩とは薄い塩水に漬けることで素材の塩分濃度を軽減する事です。
塩カズノコの塩を抜くときによく用います。
真水でやると旨味が抜けるだけではなくえぐみも出てしまいます。
雲丹の場合は1%位の塩水に5分位つけるだけです。
簡単なので塩辛い場合は是非おためしあれ!
せっかくの高級食材です。美味しく頂きましょう。😋
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ウニ焼き

ウニを殻ごと焼いたものもウニ焼きとして美味ですが、
日本料理では海老や魚貝にウニを乗せたり塗ったりして
仕上げる料理をウニ焼きと呼びます。
有名どころでは伊勢海老の雲丹焼きや
鯛の雲丹焼きなんかですね。
雲丹の旨味を纏った料理に仕上がります。
又、高級なイメージにもなりますね。
塩雲丹

これは料理と言うよりは保存の関係の技術ですね。
さきほどの越前のウニがこれにあたります。
越前は現在の福井県ですがこの地で獲れた良質のウニを
日持ちさせる為に発達した技術ですね。
塩雲丹は三大珍味と言われるだけあって
良質のウニで作った物は高級品です。
一度は味わってみてくださいね!
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寿司


言わずもがなですがお寿司です。
一昔前はウニの寿司と言えば軍艦巻きでしたが、
最近では新鮮なぷりぷりのウニを握りにして出す所もありますね。
輸送の技術発達で食も色々と変わって来ましたね。良い意味で😊
練り雲丹

こちらは料理ではなく材料になってしまいますが
先ほどのウニ焼きでも使うことがあります。
ウニを調味料でペーストにしたものです。
焼き物だけでなく和え物なんかにも使えますね。
次のウニパスタでも大活躍です。
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ウニパスタ

こちらはざっくばらんです。
ペーストを使ってクリーム系にしてみたり、
冷製にして塩水雲丹を乗せたり、
仕上げに生雲丹を絡めて混ぜて食べたりとホント色々です。
さて今回は雲丹について色々と自由に研究してみました。
料理も沢山ありますね。
やはり新鮮な生を食べたいものですが
塩雲丹には生には無い旨味があるので一度は食べて見てください。
ではまたお会いしましょう。😊
