
ミル貝ってなんだぁ?
皆さん!こんにちは!
今回はミル貝について自由に研究して行こうと思います。
ミル貝って聞いた事はあるかと思いますが
食べたことがある方は少ないのではないでしょうか。
そんなミル貝にスポットをあて
生態と美味しさを探求していきましょう。
もくじ
ミル貝とは?
ミル貝とは、
「海松食」、「水松食」とも書き、
マルスダレガイ目バカガイ科ミルクイ属の二枚貝です。
「ミルクイガイ」とも言います。
水管の部分に「ミル」と呼ばれる海藻がついて、
それを付けたまま水管をしまう姿が「ミル」を食っている様に見えたことから
「ミルクイ」と呼ばれ、後に「ミルガイ」になったと言われています。
本来の「ミル貝」とは「クロミル」「本ミル」とも呼ばれていて
漁獲量が少なくとても高価です。
よって比較的漁獲量の多い「ナミガイ」と言う貝が代用として利用されてます。
その「ナミガイ」は殻が白いので「シロミル」と呼ばれています。
シロミルは本ミルの半値以下の価値である。
本ミルとシロミルの違いまとめ
本ミル(クロミル)

「ミルクイ」「ミルガイ」とも呼ばれ本当のミルガイである。
漁獲量が少ないので高級食材。
貝殻も水管の皮も黒い。
旬は年2回あり
春の3~5月、 冬の12~2月。
特に冬のミルガイは甘みが強く絶品です。
主な産地は、愛知県三河湾、瀬戸内海、東京湾ですが、
先ほども伝えた様に漁獲量は少ないです。
シロミル(ナミガイ)

シロミルはキヌマトイガイ科ナミガイ属の二枚貝。
本ミルの代用品として良く使われる。
こちらの貝をミルガイだと思っている方は多いです。
価値はクロミルと比べ半分以下である。
長く伸びた水管は殻にしまう事は出来ません。
このシロミルも主産地は愛知県です。
![]() | 価格:9,288円 |

ミルガイの栄養
ミルガイにはどんな栄養素が含まれているでしょうか?
ミルガイには、
細胞の新陳代謝を促進するビタミンB2、
脳神経を正常に働かせる役目があるナイアシン、ビタミンB6、
動脈硬化予防やストレス緩和に必要なパントテン酸、
貧血予防や新しい赤血球生成の為に必要な葉酸やビタミン12、
アンチエイジングに役立つビタミンC,Eなどを豊富に含んでいます。
また、カルシウムやマグネシウム、タウリンも含んでいて
栄養たっぷりの食材です。
ミルガイ料理はどんなのがある?
ミルガイも貝なので貝らしい料理が主ですね。
刺身、バター炒め、かき揚げ、寿司、炊き込み御飯などです。
それぞれ見て行きましょう。
刺身

卸し方はこちらのyoutubeよりどうぞ。
水管の皮を霜降りして剥き縦半分に包丁する
根元の内側に付いているプチッとした物を取り除く。
これを取らないと生臭みの原因になります。
やはり山葵醤油が合いますね。
![]() | 黒ミル貝 スライス 約8.5g×20枚入 17346(冷凍食品 業務用 おかず お弁当 寿司ネタ 揚物 焼物 ミルガイ ミルガイ) 価格:611円 |

バター炒め

帆立貝や北寄貝でもおなじみのバター炒めはミルガイでも美味です。
ポイントは火を入れ過ぎない事。
火を入れ過ぎると固くなってしまいます。
かき揚げ

小柱やアオヤギなんかでは良くやりますが
ミルガイも使えると思います。
野菜なんかと一緒にししっかり打ち粉をして
天婦羅衣をさっくりと合わせて揚げて行きます。
寿司

これは言わずもがなです。
刺身に出来る鮮度の良いミルガイを握った物で美味ですね
炊き込み御飯

ミルガイと一緒に炊き込むことで
貝の旨味が広がる御飯になりますね。
以上ミルガイ(ミルクイ)につい自由に研究してきました。
なかなか北の方の地域では見かけませんが見かけた時は是非ご賞味あれ!
ではまた!
