
くえの季節です
「くえ」を知っているでしょうか?
聞いた事はあると思いますが
食べた事がある方は少ないのでは
ないでしょうか?
高級魚ですし普通のスーパーでは
なかなか買えません。
今回はその高級魚「くえ」を
堪能していきたいと思います。
もくじ
くえって?
「くえ」ですが漢字では九絵と書きます。
身体に9つある斑点が成長につれ
大きく変わり、絵を描くようだと
いうことから来ているそうです。
いずれ斑点は消えてくそう。
クエはスズキ目ハタ科に属する海水魚。
九州ではアラと呼ばれ、最高級魚です。
天然物と養殖物がありますが
やはり天然物は高級です。
体調は1,2mにもなる大型魚です。
大きな頭と口が特徴で、
寿命は30~40年と言われています。
夜行性で夜に餌を求めて活動する。
しかし自分のテリトリーからは
あまり動かず食欲もそんなに
貪欲ではないです。
なので1,2mほどになるまで
相当の月日を費やします。
特徴で驚かされるのは、
ハタ科の特徴でもありますが、
クエは途中で性転換します。
卵からかえり、
繁殖を終えるまでずっとメスでいます。
その後オスに性転換し、一生を終えます。
故に、大型のクエはほとんどがオス。
そして小型は全てメスと言う事になります。
びっくりですね。
クエの主な産地は?
では産地についてです。
天然物で言いますと、
主な産地は和歌山県、三重県、長崎県です。
養殖は和歌山、三重、静岡が盛んです。
養殖ですが、成長の遅いクエを育て、
商品化するのはとても時間がかかって
確率していませんでした。しかし、
クエとタマカイと言う魚を
掛け合わせ、
成長スピードの改良に成功し
商品化につながっています。
ハマチの様に手軽に食べれるように
なる事を祈ってます。
クエの旬は?
くえの旬は冬場の寒い時期から
初夏位までです。
その中でも特に寒い時期の
2月位のクエは脂が更に乗って
最高に旨いと思います。
一説によると産卵後の
秋にかけてが美味いというものもある。
クエ料理はいかに!
くえはどんな料理のラインナップがある?
高級魚です! 一言で言えば、
なんにしても美味しいですね。
ただクエ本来の素材の味を堪能するなら
やはり刺身か鍋でしょう。
新鮮な刺身は淡泊な白身で、
甘みと旨味がたっぷり感じられます。
歯ごたえもあり食べ応えがあります。

しかしクエにも内臓に
アニサキスという寄生虫がいる
可能性があります。
もし食して犯された場合、
激しい腹痛に悩まされ、
病院に行く羽目になるので注意です。
クエだけに限らず、魚類の内臓には
寄生虫がいます。
それを喫食しないようにするには、
漁獲時からなるべく早めに
水洗い(内臓を取り洗う)することです。
寄生虫は内臓の腐敗が進んでくると
筋肉(身)の方へ移動します。
それを人が食べてしまうことで
食中毒になります。
因みに、
アニサキスは熱に弱いため、
鍋料理や焼き物など
しっかりと、
火を通すものでは死滅します。
なので、
食中毒の心配はありません。
話は少しそれましたが、
料理に戻りましょう。
刺身の続きですが、
刺身は刺身でも
鯛の松皮造りのように湯霜して
氷水でしっかり締めた方が
皮のコラーゲンもぷりぷりで
柔らかく、
最高の刺身になると思いますね。
少し量があって残りそうな時は
昆布締めにしてしまいましょう。
日持ちしますし昆布の風味が効いて
また違った感覚のお刺身になります。
昆布締めのやり方は、
クエの身にごく薄く塩を当て、
濡れ布巾で拭いた昆布でクエを包み
ラップでしっかり密封するだけです。
冷蔵庫で一晩も寝かせると、
程よく水分が抜け
昆布の旨味をまとった刺身に変身します。
刺身で美味いのですから
もちろん寿司も絶品です。
ポン酢で作ったゼリーを
身とシャリの間に挟んだりして
オシャレにするのも手ですね。
後は先に述べた鍋です。
クエ鍋

クエは九州でアラと呼び、
「アラちゃんこ」と言う鍋が有名な郷土料理です。
脂はのっているがしつこくなく美味です。
薄目の醤油ベースの汁で煮込み
ポン酢で頂くスタイルの鍋料理です。
濃いめのポン酢の方が
クエの脂と絡み美味しくなります。
鍋くくりで言えば
クエしゃぶなんかもおすすめです。
レア状態の皮が柔らかい身が堪能できます。
唐揚げも絶品になります。
唐揚げ

30gくらいの切り身ににし
濃い口醤油と味醂、酒を合わせ、
揚げる直前に5分ほど漬けます。
そして小麦粉と片栗粉を同量合わせた粉に
しっかりとまぶして揚げるだけです。
シンプルですがクエの旨味を感じる一品です。
皆さんも是非やってみてください。
クエが手に入らない時は
違う白身の魚でも美味しく出来ますね。
クエ煮付け

脂の多い魚なのでキンキやノドグロなどと同様に
煮付けでもとっても美味しいですね。
しかも臭みがほとんどないので
生姜やネギの香味野菜を入れる必要がありません。
アクセントに入れるのも良いですが、
クエ本来の旨味を楽しむなら
入れない方が良いと思います。
クエアラ汁

アラ(骨や頭など)はアラ汁にして
美味しく頂きましょう。
出汁がたっぷり出た美味しい汁になります。
捨てるにはもったいなさすぎる。
なんせ高級魚ですもの!
すべて料理として活用し
恵に感謝しましょうね。
まだまだ料理として使う方法はありますが
クエの旨味、食感、香りなどを楽しむのは
上記の様な料理法なのではないでしょうか。
以上、
クエに関する情報をお届けしました。
一般家庭では中々使えませんが
これからが旬です。
ちょっとした料理屋なんかでは
堪能できると思いますので
一度は食べてみてもらいたいです。
ではまた!
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